子供の幼稚園卒園を寂しいと感じすぎる親の乗り越え方はあるのか
幼稚園年長さんも3学期に入るといよいよ卒園が近づいて来ますね。
娘は去年幼稚園を卒園したばかりなのですが、3学期に入ってからのあのどうしようも無く悲しく感じる気持ちを今でも良く覚えています。
幼稚園卒園は、子供たちにとっての大きな一歩。
でも、ママたちの心には、その成長と共に感じる切なさがついて回ります。
この記事では、幼稚園卒園を迎えるお母さんたちの気持ちと、寂しさを優しく包み込むコツについてお話しします。
幼稚園卒園が妙に寂しいお母さんの心情
幼稚園年長の冬休みが終わって、いよいよ卒園まで残り2ヶ月と少しだった頃のこと。
子供たちの成長とともに訪れる別れの瞬間。
学年が上がるたびに感じていた寂しさも、この時はいつもとは違いました。
幼稚園のイベントが1つ終わる度に「あぁ、終わった」と悲しい気持ちになり。
幼稚園に置いていた使わなくなった持ち物を持ち帰る度に感慨深い気持ちになり。
さらには、卒園式でうたうの歌の練習をする娘の歌声がさらに寂しさを増します。
我が家は一人娘だから下の弟妹がいるご家庭とは違って、幼稚園を卒園してしまったら幼稚園との関わりもほとんど無くなるだろう。
娘の卒園が何故こんなに寂しいのかをずーっと考えていました。
そして、気がついたのは
自分の卒業は新しい事が始まるスタート。
次のステップに進む楽しみがあったから卒業に対する寂しさは感じなかったのではないかなと。
でも、娘の卒園は少し違います。
確かに、「小学校」という新しい事が始まる為の卒園ではあるのですが、子育てが一つ終わってしまうんですよね。
新しい扉が開く一方で、ひとつの大切な章が静かに閉じる瞬間です。
わたしの場合は三年間、同じ担任の先生が優しく見守ってくれたことも、この寂しさを一層深く感じさせました。
これまでの毎日が一つの幕引きを迎えることが寂しい。
朝の忙しい支度や、夜のお話の時間。
幼稚園の間は家にいる時間はずっと一緒に過ごしていたけれど、これからは娘が自分の足で歩んでいく未来が広がっています。
それは喜ばしいことでもありますが、同時に寂しいとも感じずにはいられませんでした。
幼稚園の卒園式準備と思い出づくり
そして、この卒園に対しての「寂しさ」気持ちがさらにましたのは、12月から始まったアルバム作りです。
わたしは年長組のクラス役員をしていたので、卒園に向けての準備としてアルバムを作っていました。
アルバム作りは本当に卒園を感じる瞬間。
写真を手に取りながら、子供たちがどれだけ成長したかを振り返り、感慨深い気持ちに包まれました。
思い出の写真がクラスメイトから寄せられるたび、幼稚園生活がどれだけ充実していたかがより実感でき、同時に卒園が迫っている実感も募りました。
そして出来るだけお友達との思い出づくりもたくさんしました。
幼稚園帰りにはお友達と公園によって帰り、幼稚園のお友達と遊んだ記録として写真に残しました。
寂しさと共に、この時期は準備と思い出づくりの大切な瞬間でした。
卒園から入学への新たなスタートと心の整理
どんなに寂しくっても卒園はやって来ます。
卒園式当日は本当に号泣で、この寂しさがずっと抜けないのではとすら思っていました。
春休みが始まっても、寂しさはなかなか抜けず、卒園からの新しい生活への不安も胸に残っていました。
しかし、娘は驚くほど早く心を切り替え、小学校への期待と興奮が顔に溢れていました。
家の中でランドセルを背負ったり、初めての給食の白衣を身にまとったりする姿は、成長の証でもありました。
入学式が始まり、新たな生活がスタートする中で、私もまた忙しさに巻き込まれ、寂しさを感じることは減りました。
子供の切り替えの早さに驚きつつも、新しい環境にも慣れ始めた自分を実感していました。
そして、娘が幼稚園を卒園したら無くなるだろうと思っていたお友達や幼稚園との交流は思っていたより多かったです。
娘は幼稚園時代の習い事を小学校でも継続させたので、お友達との交流の機会も多く、卒園生同士のつながりが続いています。
年長クラスで築いた保護者のグループラインも、小学生になってもなお続いており、卒園生が参加できるイベントの情報共有が続いています。
幼稚園との絆が新しいスタートでも続くことは、心強いサポートとなっています。
これからも新たなステージでの成長に期待を膨らませつつ、幼稚園時代の思い出を胸に刻みながら、新たなスタートを迎えることに心が整いました。
今でも幼稚園時代の子育ては楽しかったなと思いますが、幼稚園時代に知り合った保護者の方や幼稚園との関わりが続いていることで幼稚園に対しての寂しいという思いはすっかり無くなりました。
まとめ
卒園を迎え、心に寂しさが広がったのは否応なく訪れる感情でした。
幼稚園での役員経験や、アルバム作りなどの思い出づくりは、寂しさに拍車をかけるものでしたが、同時に大切な思い出も生まれました。
娘の成長を見届け、卒園アルバムに残る笑顔や仲良しの友達とのひと時は、これからも心に残る財産です。
そして、新たなスタートに向けた娘の意欲と期待は、私の寂しさを少しずつ埋めていくものでした。
これからも成長と経験を重ねながら、母娘で共有する思い出を大切にし、新たな未来への一歩を踏み出していきます。
卒園から新しいスタートへ、寂しさと共に歩んだ感謝の気持ちと希望が、これからも私たちを導いてくれることでしょう。
自分の卒業は何度も経験しているのに。
娘の卒園はなんでこんなに悲しくかんじるんだろう。